2019新年星見はオリオン座
正月元旦は雲に覆われ初日の出も見えず。2日夜に晴天に誘われマイ天文台へ。冬は何といってもオリオン座。標準広角レンズ40ミリF2.8→4で8分、光害カットフイルタ、SEOSP3キャノン5DⅡで撮影。冬の淡い天の川を背に背水の陣といった感じに見えるのは、私自身が切羽詰ったところがあるからだろうか。
歳をとってくると、以前は頭を下げるだけの役回りの世代も、現代では熟年パワーで地方創世と若者よりも多忙を極めることに・・・。何かと損な役回りになってしまったのも私たち世代以上の全体責任なのであろう。
それから年号も変わる。平成は雲仙普賢岳噴火災害、これは私の人生を大きく変えてしまった出来事。そしてまだ噴火がどうなるかわからない災害継続時点での平成天皇・皇后両陛下の避難者お見舞(長崎県行幸啓)に来島されるなど、ぶったまげた事ばかりだった。避難所対応業務で体育館玄関前に整列し両陛下をお迎えしたのだが(接近遭遇1~2mだった・・・・)緊張のあまり記憶が定かではない。愚かな私、目の前の現実を信じられなかったのである。まだまだ平成の「ひとりごと」はあるのだが忘却になりにけり・・・。
昨年は火星大接近で個人的には(私の周囲も巻き込み・・・)盛り上がったのだが、今年はどんな星が見えるのか、誰と一緒に星を見るのか、多くを期待せず楽しいことが一つでもあれば幸いである。
彗星と流れ星を見に行く
ウィルタネン彗星が地球に最接近している。ここのところ寒気で時雨れて雲に覆われていたがやっと晴れ間がやってきた。街中では双眼鏡で見つけることができなかったが、マイ天文台まで来たら双眼鏡で円い光芒を確認。上の写真では左下に青緑の小さな光芒で写っている。明日は中央にあるスバル星団に接近するらしい。
この日は「ふたご座流星群」極大日の後で比較的たくさんの流れ星を見ました。1分間でどこかに流れるほどのペースで近年では多い出現だったのかなぁ。上の写真では左の明るい1等星シリウスの下に写りました。放射冷却で気温は0度。マイカーのフロントガラスの表面に降りた夜露が薄い氷になりました。久しぶりにゆっくり星空を見ることができました。
11月3日は晴天特異日・登山と星空
右足骨折から1年半。抜釘手術から10ヶ月。5月以来の普賢岳登山へ。雲仙ゴルフ場付近、池の原駐車場に車を停めて妙見岳を目指す。東京からやってきた友人も私のリハビリ登山のサポート同行。妙見岳南斜面岩稜には紅葉が残っているが、既にピークを過ぎて山頂付近は葉が落ちて枝だけになっていた。
今年は寒く一週間前が山頂紅葉ピークだったようだ。妙見岳から国見岳へ向かう稜線を渡り紅葉茶屋の谷に下って普賢岳の登りへ向かった。
骨折部分は痛みはないが、体力が戻っていない。太ももの筋力が落ちて足が上がらない。心肺機能も・・・心配だ。5月の時よりも状態が良かったのは雲一つない晴天のおかげだろうか。南には遠く霧島連峰が見えた。青空展望で気持ちよく山頂に皆で憩うのでした。
ちなみに5月連休と10月末~11月初旬紅葉時期は仁田峠循環道路が渋滞になるようです。妙見岳山頂から見下ろすとミニカーが連なり全く動かないといった感じ。たしかに仁田峠まで来れたら登山は楽だが自ら渋滞に突っ込んでいくのは迷惑増大だ。ゴルフ場西側横の駐車場から池の原園地経由で40分~50分かけて仁田峠まで登ってくることをおすすめします。
あまりの晴天に調子に乗って夕方から星を見ようと垂木台地へ。彦星(左)と織姫星(右)の間に流れ星あり。でも夜9時には雲に覆われ撤収。駅前のラーメン店で冷えた体を温めるべくトンコツ食して一日の行動を終了。
ただいま断捨離やってみたが
昨年の前記事の骨折によりバリアフリー借家に住んでいたが、骨折部分もほぼ回復して元の家に戻る計画を立てた。しかし物は増えて元の家に入らないことが明らかである。まずは衣類の断捨離。着れないもの、古くなったもの、太って入らないものの処分をはじめる。
左は2009年に上海日食で作った日食Tシャツ。アイロンプリント貼り付けワッペンシールで赤い日食をイメージ。右は1985年に大学で天文サークルを作った時のオリジナルトレーナー。学園祭で着ていましたね。その後も観望会の防寒具の下に着ていました。これらも、今回の断捨離該当物件となり処分されることに・・・。過ぎ去った青春の想い出も思い出せないぐらい歳をとってしまったか・・・。ボロ雑巾に格下げ活用も出来そうにないものかなぁ。
西郷星・スーパーマーズな夜
前回記事でも記述した「西郷星」のプラネタリウム番組があるとのことで、鹿児島市立科学館のプラネタリウムに行ってきました。本来、火星大接近のイベント前に見るべきでしたが、多忙ゆえ9月も末になってしまった。でも17年後の火星大接近に向けて???番組は9月末日までなので天文ファンには是非見ておいて欲しい番組です。
ところで当時普及していた(浮世絵などにもある?)伸縮式の望遠鏡?遠眼鏡?で火星の模様がどれぐらい見えたのかが知りたいのですが、番組では具体的に取り上げられませんでした。三角形の黒い模様、大チルシスが軍服姿の西郷さんに見えるかもしれない程度に性能が、これらの遠眼鏡にあったのでしょうか?。それとも当時の日本人は視力が抜群に良く(例えばアフリカの民族に視力4.0以上で土星の輪や木星の衛星が見えるとか・・・)火星の黒い模様も裸眼で見えたのでしょうか?。その真相をNHKとか大学の研究機関で解き明かして欲しいなぁ。各地のお城や民俗資料館、博物館に陳列展示している伸縮式遠眼鏡で実際に火星がどの程度見えるか実験させて欲しいのですが・・・。そんな機会があったらいいですね。
西郷星プラネ番組のナレーションは鹿児島出身の桜庭ななみさん。NHK大河「西郷どん」の西郷隆盛の妹役で出演していますね。さすが、県庁所在地のプラネ。恐竜番組ではティラノサウルスに食べられそうになるかもしれないのに子供連れの長蛇の列。
当初の目的を果たし天文館(鹿児島市内の繁華街)に繰り出して定番の「豚トロラーメン」と「シロクマ」かき氷を食して帰路につきました。
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