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ケアンズ皆既日食・0泊3日弾丸ツアー

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JTB「JALチャーター便で0泊3日・オーストラリア、ケアンズ皆既日食」に行ってきました。第三接触の写真です。 露出がオーバー気味ですが、広がる内部コロナ、ダイヤモンドリング、そして薄雲にシャドーバンドと思われる縞模様が写っています。

今回の日食は私にとってツアー前日まで順調ではありませんでした。8月に星の会元会長の北浦さんと一緒にツアーに申し込み。しかし北浦さんが9月に健康診断で無理できないこととなり断念。そして11月4日に心臓発作で急逝されました。お通夜で友人夫妻から北浦さんの写真を渡され「日食ツアーに持って行って見せてあげて」と頼まれたのでした。私の使命はケアンズに、とにかく行くこと、彼の遺影とともに皆既帯にたたずみ、その時を待つことでした。

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ケアンズ、ジェームスクック大学の芝生広場に朝4時に到着。長崎の星仲間(Mさん、Hさん)と陣取り機材を設営。望遠鏡の上に北浦さんの写真を貼り付けます。 ところが、いきなり小雨です。小雨が止んで薄明の中、西の空には木星と逆さオリオン。南半球に来たことを実感。東には金星が眩しいが低空から天頂にかけては雨雲が垂れこめて。雨合羽を着ても望遠鏡は通り雨で濡れています。日の出、第一接触からほとんど雲に隠れて、皆既3分前までは「今回も(2009年7月の上海に続いて)ダメなのか・・・?」とほとんどの人たちが諦めかけていました。2分前から雲が動き出し太陽の周辺がわかるようになり、雲越しに部分日食の残された太陽の縁が見え始めました。そして第二接触が雲で確認できないまま、ダイヤモンドリングなしで皆既に突入。雲の切れ間にさしかかり、明るい内部コロナをまとった太陽が(月が・・・・?)現れたのです。まさに奇跡的な、幻想的な、不思議な時間と光景を体感。まさに「小雨時々ドキドキ感動日食ツアー」です。

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薄雲で外部コロナが遮られて内部コロナが明るく見えたので、淡い金環日食のような感じに見えました。この晴れ間は、もしかすると北浦さんの魂が天空から奇跡を起こしてくれたものかもしれません。

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コメント

皆既日食撮影成功おめでとうございます。
この成功の影には人並みはずれた根性と粘りの結果だと思います。今後ともますます頑張って素晴らしい写真を見せてください。

投稿: 煌星 | 2012年11月16日 (金) 14時15分

内心は弱気になりながらも、「最後まで可能性はある」と周囲につぶやきながら待ちました。雲が切れて黒い太陽が見えたときは、涙が出そうになりましたが、落ち着いて写真撮影に専念もできず、まだまだ技術も心も修行不足なのです。あの2分間のことをあまり覚えていないのです。

投稿: コウちゃん | 2012年11月16日 (金) 20時57分

大変だったろうが…報われたな。

あ!そう言えば君は豪州は初めてか!!!

投稿: HIRO | 2012年11月21日 (水) 08時50分

夜の観測はできませんでしたが、野外動物探検オープショナルツアーでカンガルー、カモノハシ、ワラビー、エリマキトカゲ、巨大蟻塚、根に覆われた巨大寄生植物(天空の城ラピュタのモデル)をめぐりオーストラリアの自然に感動しましたよ。

投稿: コウちゃん | 2012年11月25日 (日) 07時15分

 内島さんたちも観測成功で良かったですね。私も佐賀天文協会の人たちと内陸部のマウントカービンで観測でき、上海&鹿児島のリベンジができました。
 雨は降りませんでしたが、3分前まで雲がかかっていて、ハラハラドキドキの観測でした。
 内島さんの写真にも雲に映ったシャドーバンドと思われるスジ状の模様が映っていますね。
 シンチレーションが悪い状況でしたが、それはそれで思い出になる写真になりました。

 北浦さんの訃報については、大変残念でしたが、内島さんと一緒に日食を見ていてくれたのではないかと思います。

投稿: 西尾英一郎 | 2012年12月 8日 (土) 01時01分

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